国木田独歩 『たき火』 彼は今しも御最後川を渡りて浜に出で、浜づたいに小坪街道へと志しぬるなり。 火を目がけて小走りに歩むその足音重し。 嗄れし声にて、よき火やとかすかに叫びつ、杖なげ捨てていそがしく背の小包を下ろし、両の手をまず炎の上にかざしぬ。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア