国木田独歩 『たき火』 いいつつ投げやりし杖を拾いて、これを力に片足を揚げ火の上にかざしぬ。 脚絆も足袋も、紺の色あせ、のみならず血色なき小指現われぬ。 一声高く竹の裂るる音して、勢いよく燃え上がりし炎は足を焦がさんとす、されど翁は足を引かざりき。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア