国木田独歩 『おとずれ』 この時われかの貧しき少女が狂犬のうわさせしといいし片目の十蔵を憶い起こしぬ。 十蔵はわが振り向きしを見て急にランプの火を小さくせり。 われその故を解し得ず、ただ見る六尺ばかりの大男の影おぼろなるが静かに事務室の中に消え去りしを。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア