間もなく振動は全くやみぬ。
われら急に内に入りて二人を求めしに、二郎は元の席にあり、十蔵はそのそばの椅子に座し、二郎が眼は鋭く光りて顔色は死人かと思わるるばかり蒼白く、十蔵は怪しげなる微笑を口元に帯びてわれらを迎えぬ。
あまりの事に人々出す言葉を知らざりき。
間もなく振動は全くやみぬ。
われら急に内に入りて二人を求めしに、二郎は元の席にあり、十蔵はそのそばの椅子に座し、二郎が眼は鋭く光りて顔色は死人かと思わるるばかり蒼白く、十蔵は怪しげなる微笑を口元に帯びてわれらを迎えぬ。
あまりの事に人々出す言葉を知らざりき。