国木田独歩 『おとずれ』 十蔵は受付の卓に倚りて煙草を吹かし、そのさまわがこの夜倶楽部に来し時と変わらず見えたり、ただ口元なる怪しき微笑のみ消えざるぞあやしき。 余は二郎とともに倶楽部を出でぬ。 一天晴れ渡りて黒澄みたる大空の星の数も算まるるばかりなりき。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア