国木田独歩 『おとずれ』 ああ時よ! 時の力は不思議なるかな、一年余りの月日は二郎が燃ゆるごとき恋を変えて一片の憐みとなしぬ。 かれが沸騰せし心の海、今は春の霞める波平らかに貴嬢はただ愛らしき、あわれなる少女富子の姿となりてこれに映れるのみ。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア