この時檣のかなたに立つ人あり、月を背にして立てばその顔は知り難し。
突然こなたに向きて、しからば問いまいらせん、愛の盗人もし何の苦悩をも自ら覚えで浮世を歌い暮らさばいかに、これも何かの報酬あるべきか。
二郎は高く笑いてわが顔をながめ、わが答えをまつらんごとし。
この時檣のかなたに立つ人あり、月を背にして立てばその顔は知り難し。
突然こなたに向きて、しからば問いまいらせん、愛の盗人もし何の苦悩をも自ら覚えで浮世を歌い暮らさばいかに、これも何かの報酬あるべきか。
二郎は高く笑いてわが顔をながめ、わが答えをまつらんごとし。