国木田独歩 『まぼろし』 さもうまそうに飲むかれを自分はじっと視ていた。 かれは飲み干して自分の顔を見たが、野卑な喜びの色がその満面に動いたと思うとたちまち羞恥の影がさっと射して、視線を転じてまた自分を見て、また転じた。 自分はもうその様子を視ていられなくなった。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア