国木田独歩 『わかれ』 青年は童に別れ、独り流れに沿うて林を出で、水車場の庭に入れば翁一人、物案じ顔に大空を仰ぎいたり。 青年の入り来たれるを見て軽く礼なしつ、孫屋の縁先に置かれし煙草盆よりは煙真直にたちのぼれり。 君が今朝の装衣はと翁まず口を開きてやや驚けるようなり。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア