国木田独歩 『わかれ』 今朝もかれはこの路を撰びてたどりぬ。 路の半ばに時雨しめやかに降り来たりて間もなく過ぎ去りし後は左右の林の静けさをひとしおに覚え、かれが踏みゆく落ち葉の音のみことごとしく鳴れり。 この真直なる路の急に左に折るるところに立ち木やや疎らなる林あり。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア