国木田独歩 『わかれ』 衷心騒がしき時いかで外界の物音を聞き得ん。 青年の心には深き悲しみありて霧のごとくかかれり、そは静かにして重き冷霧なり。 かれは木の葉一つ落ちし音にも耳傾け、林を隔てて遠く響く轍の音、風ありとも覚えぬに私語く枯れ葉の音にも耳を澄ましぬ。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア