国木田独歩 『夜の赤坂』 殊に青山の大通は道幅の広いだけに風の当が強く、晴天がつゞくと此寒い風が更に砂を捲いて顔にぶつかるのです。 処が其夜は雪あがりで砂の厄難のないかはり、道が氷の上のやうにすべる、僕は物ともせず頸をすくめてどし/\歩きました。 道はまるで無人の境です。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア