と言はれて權藏は、『解りました、難有う存じます』と言つたぎり、感泣して暫らくは頭を得上げませんでした。
大島仁藏翁の死後、權藏は一時、守本尊を失つた體で、頗る鬱々で居ましたが、それも少時で、忽ち元の元氣を恢復し、のみならず、以前に増て働き出しました。
鬱々で居たのは考がへて居たのです。
と言はれて權藏は、『解りました、難有う存じます』と言つたぎり、感泣して暫らくは頭を得上げませんでした。
大島仁藏翁の死後、權藏は一時、守本尊を失つた體で、頗る鬱々で居ましたが、それも少時で、忽ち元の元氣を恢復し、のみならず、以前に増て働き出しました。
鬱々で居たのは考がへて居たのです。