といったものもありました。
そして幽霊船というものは見るものでないといって、町の人々はだんだん家の方へ帰りました。
すると不思議なことには、ちょうどその日から、町へ見慣れないようすをした十か十一ぐらいの年ごろの子供が、体に破れた着物を着て、しかも霏々として雪の降るなかに、素足で足の指を赤くして、手に一つのかごを下げて町の中を歩いていました。
といったものもありました。
そして幽霊船というものは見るものでないといって、町の人々はだんだん家の方へ帰りました。
すると不思議なことには、ちょうどその日から、町へ見慣れないようすをした十か十一ぐらいの年ごろの子供が、体に破れた着物を着て、しかも霏々として雪の降るなかに、素足で足の指を赤くして、手に一つのかごを下げて町の中を歩いていました。