つばめは海を渡って、遠い南の永久夏の国に帰る時分となりました。
ある夜、さよ子は二階の欄干に出て、涼しくさえた星の光を見ながら、町の方から聞こえてくる、よい音色に耳を澄まそうとしたけれど、どうしたことか、聞き慣れたその音色は聞こえてこなかった。
明くる日もやはり聞こえてこなかった。
つばめは海を渡って、遠い南の永久夏の国に帰る時分となりました。
ある夜、さよ子は二階の欄干に出て、涼しくさえた星の光を見ながら、町の方から聞こえてくる、よい音色に耳を澄まそうとしたけれど、どうしたことか、聞き慣れたその音色は聞こえてこなかった。
明くる日もやはり聞こえてこなかった。