あるときは風のために思わぬ方向へ船が吹き流され、あるときは波に揺られて危うく命を助かり、幾月も幾月も海の上に漂っていましたが、ついにある日のこと、はるかの波間に島が見えたので大いに喜び、心を励ましました。
その家来は島に上がりますと、思ったよりも広い国でありました。
そこでその国の人に向かって金峰仙という山はどこにあるかといって尋ねましたけれど、だれひとりとして知っているものがなかったのです。
あるときは風のために思わぬ方向へ船が吹き流され、あるときは波に揺られて危うく命を助かり、幾月も幾月も海の上に漂っていましたが、ついにある日のこと、はるかの波間に島が見えたので大いに喜び、心を励ましました。
その家来は島に上がりますと、思ったよりも広い国でありました。
そこでその国の人に向かって金峰仙という山はどこにあるかといって尋ねましたけれど、だれひとりとして知っているものがなかったのです。