「家の猫はきていませんでしょうか。
と、聞いて歩きました。
三郎は、あまりばあさんが気をもんでいるのを見て、はじめはおもしろうございましたが、しまいには不憫になって、ついに猫を放してやりますと、ばあさんは飛びたつばかりに猫を抱きあげて喜んでいました。
「家の猫はきていませんでしょうか。
と、聞いて歩きました。
三郎は、あまりばあさんが気をもんでいるのを見て、はじめはおもしろうございましたが、しまいには不憫になって、ついに猫を放してやりますと、ばあさんは飛びたつばかりに猫を抱きあげて喜んでいました。