おみよは、人形になにか別のごちそうをこしらえてやろうと思って、外へ青い葉か、色の変わった菊の花を探してこようと思って、ござから立ち上がりますと、そこの垣根のそばに、哀れな乞食の子がたたずんでこちらを見ていました。
まだ年もゆかないのに、そして、こんな寒空なのに、身には汚れた薄い着物を着て、どんなに寒かろうと思いました。
おみよは乞食の子より二つ三つ年上であったのです。
おみよは、人形になにか別のごちそうをこしらえてやろうと思って、外へ青い葉か、色の変わった菊の花を探してこようと思って、ござから立ち上がりますと、そこの垣根のそばに、哀れな乞食の子がたたずんでこちらを見ていました。
まだ年もゆかないのに、そして、こんな寒空なのに、身には汚れた薄い着物を着て、どんなに寒かろうと思いました。
おみよは乞食の子より二つ三つ年上であったのです。