そして、じっと見つめていますと、真っ黒な壁はだんだん近くなって、街をはしの方からのんで、もっと押し寄せてきました。
姫はお母さまや妹のいるお城を見ながら案じて、どうかしてお母さまや妹の身の上に危害のないようにと祈っている間に、はや、真っ黒な壁はついにお城ものんで、もっともっと押し寄せてきて、街全体をのみつくして、かなたの野原の方まで、一面に海となってしまったのです。
しかし、この不思議な高い塔だけは、波にさらわれずに昔のままに立っていました。
そして、じっと見つめていますと、真っ黒な壁はだんだん近くなって、街をはしの方からのんで、もっと押し寄せてきました。
姫はお母さまや妹のいるお城を見ながら案じて、どうかしてお母さまや妹の身の上に危害のないようにと祈っている間に、はや、真っ黒な壁はついにお城ものんで、もっともっと押し寄せてきて、街全体をのみつくして、かなたの野原の方まで、一面に海となってしまったのです。
しかし、この不思議な高い塔だけは、波にさらわれずに昔のままに立っていました。