また外に遊んでいる時分に、かなたの往来にあたって聞いたこともあります。
木の葉が風に光っていたり、とんぼが飛んでいるのを見るよりほかに、変化のない景色は物憂く、単調でありましたから、たまたまあめ売りの笛の音を聞くと、楽しいものでも見つかったように、その方へ駆けていったものです。
このあめ売りじいさんは、城跡の入り口のところに、いつも屋台を下ろしました。
また外に遊んでいる時分に、かなたの往来にあたって聞いたこともあります。
木の葉が風に光っていたり、とんぼが飛んでいるのを見るよりほかに、変化のない景色は物憂く、単調でありましたから、たまたまあめ売りの笛の音を聞くと、楽しいものでも見つかったように、その方へ駆けていったものです。
このあめ売りじいさんは、城跡の入り口のところに、いつも屋台を下ろしました。