多くの子供が、こうしてなつかしそうに、慕わしそうにそのそばへ寄ってきましても、つい一度として笑った顔も見せなければ、戯談をいって喜ばせてくれたこともなかったのです。
こうして、そこに二、三十分も屋台を下ろして休んでいますが、もうあめを買ってくれる子供がいよいよないとわかると、じいさんは黙って屋台をかついで、お城の中を通って、かなたの村の方へといってしまいます。
私は、いつもさびしそうにして、おじいさんの消えてゆく姿を見送りました。
多くの子供が、こうしてなつかしそうに、慕わしそうにそのそばへ寄ってきましても、つい一度として笑った顔も見せなければ、戯談をいって喜ばせてくれたこともなかったのです。
こうして、そこに二、三十分も屋台を下ろして休んでいますが、もうあめを買ってくれる子供がいよいよないとわかると、じいさんは黙って屋台をかついで、お城の中を通って、かなたの村の方へといってしまいます。
私は、いつもさびしそうにして、おじいさんの消えてゆく姿を見送りました。