あるときの戦争に、甲の国は乙の国に破られて、乙の軍勢は、どしどし国境を越えて、甲の国に入ってきました。
甲の大将は、とても正当の力では乙の軍勢を防ぐことができない、そうして降参しなければならないと思いましたから、これはなにか策略を巡らして、乙の兵隊や、大将どもを殺してしまわなければならぬと考えたのであります。
そこで、乙の軍勢が、甲のある小さな町を占領したときに、甲の大将は、すっかりその町の食物を焼き払って、ただ、酒と水ばかりを残しておきました。
あるときの戦争に、甲の国は乙の国に破られて、乙の軍勢は、どしどし国境を越えて、甲の国に入ってきました。
甲の大将は、とても正当の力では乙の軍勢を防ぐことができない、そうして降参しなければならないと思いましたから、これはなにか策略を巡らして、乙の兵隊や、大将どもを殺してしまわなければならぬと考えたのであります。
そこで、乙の軍勢が、甲のある小さな町を占領したときに、甲の大将は、すっかりその町の食物を焼き払って、ただ、酒と水ばかりを残しておきました。