太郎は、これを見ると、きっとどこかで、わしかなにものかと戦って傷を受けてきたにちがいない、そうして、ここまで飛んできて、ついに気力を失って落ちたのだと思いましたから、彼は、さっそく家に駆けて帰って、いつか薬売りからもらいました丸薬を持ってきて、それを死にかかっているわしにのませてやりました。
この間、絶えず波は押し寄せてきて、わしをさらっていこうとしていたのであります。
しばらく、じっと太郎はそこに立って見守っていますと、わしは、しだいに体を動かしはじめました。
太郎は、これを見ると、きっとどこかで、わしかなにものかと戦って傷を受けてきたにちがいない、そうして、ここまで飛んできて、ついに気力を失って落ちたのだと思いましたから、彼は、さっそく家に駆けて帰って、いつか薬売りからもらいました丸薬を持ってきて、それを死にかかっているわしにのませてやりました。
この間、絶えず波は押し寄せてきて、わしをさらっていこうとしていたのであります。
しばらく、じっと太郎はそこに立って見守っていますと、わしは、しだいに体を動かしはじめました。