小川未明 『春がくる前』 見渡すかぎり、あたりは、まだ一面に真っ白に雪が積もっていました。 そして、寒い風が、葉の落ちつくしてしまった枝を吹くのよりほかに、聞こえるものもなかったのです。 木は、こうして毎日、長い寒い冬の間、さびしいのを我慢していました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア