小川未明 『港に着いた黒んぼ』 姉は、使いの男につれられて、いかめしい馬車に乗りました。 馬車は、ひづめの音を砂地の上にたてて、日暮れ方の空の下をかなたに去りました。 弟は、そのひづめの音が遠く、かすかに、まったく聞こえなくなるまで、草の上にすわって、じっと耳を澄ましていました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア