花が咲いても、どこかへ見物に出かけるでなし、お祭りがあっても、わざわざいってみるという気持ちにもならず、一日、じっとして背中を円くしてすわっていました。
年をとってからは、ますますものぐさになって、倒れている火ばしを直すのもめんどうがったのであります。
けれど、おじいさんは徳人とみえて、みんなから愛されていました。
花が咲いても、どこかへ見物に出かけるでなし、お祭りがあっても、わざわざいってみるという気持ちにもならず、一日、じっとして背中を円くしてすわっていました。
年をとってからは、ますますものぐさになって、倒れている火ばしを直すのもめんどうがったのであります。
けれど、おじいさんは徳人とみえて、みんなから愛されていました。