小川未明 『ものぐさじじいの来世』 そして、この近傍を通る船の黒い煙すら見えませんでした。 ただ岩の上に咲いた、らんの白い花が、かすかに香って、穏やかな、暖かな風にほろほろと散って落ちるばかりでありました。 こうして、一日はたち、やがて十年、二十年とたちます。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア