せっかく、この町の金持ちをあてにして、わざわざ遠く北の国からやってきたのに、むなしく帰らなければならぬということは残念でたまりませんでした。
彼は、海岸にきて岩の上に腰を下ろして、ぼんやりと海をながめながら考えていたのです。
「もっと、南の方へいったら、また、金持ちの住んでいる町があるかもしれない。
せっかく、この町の金持ちをあてにして、わざわざ遠く北の国からやってきたのに、むなしく帰らなければならぬということは残念でたまりませんでした。
彼は、海岸にきて岩の上に腰を下ろして、ぼんやりと海をながめながら考えていたのです。
「もっと、南の方へいったら、また、金持ちの住んでいる町があるかもしれない。