小川未明 『おおかみと人』 その上を彼は、さくりさくりと朝きたときの路を歩いて、鼻唄をうたってきました。 西の方の山々は、幾重にも遠く連なっていて、そのとがった巓が、うす紅い雲一つない空にそびえていました。 まったく、あたりはしんとして、なんの声もなかったのです。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア