おばあさんから別れて、五、六里も隔たった、ある村へ奉公にいかなければならなくなりました。
はじめて、知らぬ家へきた辰吉は、さびしくて、朝、晩、人のいないときには、「おばあさんは、いまごろどうしていなさるだろう。
と、思い出して、目にいっぱい涙をためていました。
おばあさんから別れて、五、六里も隔たった、ある村へ奉公にいかなければならなくなりました。
はじめて、知らぬ家へきた辰吉は、さびしくて、朝、晩、人のいないときには、「おばあさんは、いまごろどうしていなさるだろう。
と、思い出して、目にいっぱい涙をためていました。