また、夏の晩方には、日輪が真っ赤に、大きな火の球の転がるように海の中へ音もなく沈んでゆくこともありました。
このとき、小さなすずめは、その昔、あの日輪に綱をつけて、からすや、こまどりや、いろいろの鳥らが引いて、深い暗い谷底から、日輪を引き上げたことを思い出しました。
すると、こまどりの唄をうたった、あのいい音色が耳に聞こえるような、また、笛や、太鼓や、笙の音色などが、五彩の美しい夕雲の中からわいて、海の上まで聞こえてくるような、なつかしい感じがしたのであります。
また、夏の晩方には、日輪が真っ赤に、大きな火の球の転がるように海の中へ音もなく沈んでゆくこともありました。
このとき、小さなすずめは、その昔、あの日輪に綱をつけて、からすや、こまどりや、いろいろの鳥らが引いて、深い暗い谷底から、日輪を引き上げたことを思い出しました。
すると、こまどりの唄をうたった、あのいい音色が耳に聞こえるような、また、笛や、太鼓や、笙の音色などが、五彩の美しい夕雲の中からわいて、海の上まで聞こえてくるような、なつかしい感じがしたのであります。