小鳥の話によると、よく自分の運命にも似ているといった、船のほばしらの頂の赤い旗は、潮風にさらされたり、雨や、風に打たれて色があせたり、波のしぶきによって、黒く汚れが染み出ても、それでも幾日めか、幾月めか、海の上に漂った暁には、燈火の美しい、人影が動く、建物の櫛比した、にぎやかな港に入ってきて、しばらくはおちつくことができるのだと知られました。
それにくらべて、なんという自分は不幸な境遇であろう。
このまま永久に、この野原にいなければならないのかと考えました。
小鳥の話によると、よく自分の運命にも似ているといった、船のほばしらの頂の赤い旗は、潮風にさらされたり、雨や、風に打たれて色があせたり、波のしぶきによって、黒く汚れが染み出ても、それでも幾日めか、幾月めか、海の上に漂った暁には、燈火の美しい、人影が動く、建物の櫛比した、にぎやかな港に入ってきて、しばらくはおちつくことができるのだと知られました。
それにくらべて、なんという自分は不幸な境遇であろう。
このまま永久に、この野原にいなければならないのかと考えました。