人氣のない軒下にぜんざいは抑も何を待ちつゝ赤く染まつて居るのかしらん。
春寒の夜を深み、加茂川の水さへ死ぬ頃を見計らつて桓武天皇の亡魂でも食ひに來る氣かも知れぬ。
桓武天皇の御宇に、ぜんざいが軒下に赤く染め拔かれてゐたかは、わかり易からぬ歴史上の疑問である。
人氣のない軒下にぜんざいは抑も何を待ちつゝ赤く染まつて居るのかしらん。
春寒の夜を深み、加茂川の水さへ死ぬ頃を見計らつて桓武天皇の亡魂でも食ひに來る氣かも知れぬ。
桓武天皇の御宇に、ぜんざいが軒下に赤く染め拔かれてゐたかは、わかり易からぬ歴史上の疑問である。