夏目漱石 『京に着ける夕』 春寒の夜を深み、加茂川の水さへ死ぬ頃を見計らつて桓武天皇の亡魂でも食ひに來る氣かも知れぬ。 桓武天皇の御宇に、ぜんざいが軒下に赤く染め拔かれてゐたかは、わかり易からぬ歴史上の疑問である。 然し赤いぜんざいと京都とは到底離されない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア