男の乞食は、自分たちに、不人情であった町をうらめしそうに、幾たびも見かえりながら、疲れた足をひきずって、とぼとぼと、また遠い道を歩いて、ほかの町をさしていったのであります。
それから三日ばかりたちました。
ある町をあるきまわっていますときに、乞食は、三日ばかり前に自分がたってきた町が、すっかり海嘯のためにさらわれてしまった、というようなうわさを聞きました。
男の乞食は、自分たちに、不人情であった町をうらめしそうに、幾たびも見かえりながら、疲れた足をひきずって、とぼとぼと、また遠い道を歩いて、ほかの町をさしていったのであります。
それから三日ばかりたちました。
ある町をあるきまわっていますときに、乞食は、三日ばかり前に自分がたってきた町が、すっかり海嘯のためにさらわれてしまった、というようなうわさを聞きました。