やがて、若い薬売りは、箱を負って、すげがさを目深にかぶって、草鞋をはいて、こちらにきかかりますと、女と子供が、なにかたがいにいいあっているようすでありましたから思わず歩みをとめました。
「薬屋さん、いっさいの妙薬なら、このすいかの傷がなおされるだろう。
と、女は、あざ笑っていいました。
やがて、若い薬売りは、箱を負って、すげがさを目深にかぶって、草鞋をはいて、こちらにきかかりますと、女と子供が、なにかたがいにいいあっているようすでありましたから思わず歩みをとめました。
「薬屋さん、いっさいの妙薬なら、このすいかの傷がなおされるだろう。
と、女は、あざ笑っていいました。