すずめは、さすがのおおかみもやはり、今夜はたまらないのだと思って、黙って下を見ていますと、おおかみは、急に腹だたしそうに、もう一度高い声で叫びをあげると、荒野を一目散に、あちらへと駆けていってしまったのです。
すずめはしばらく、その後ろ姿を見送っていましたが、いつかその姿は、白いもやの中に消えて見えなくなりました。
すずめは、もうこれから、長い夜をなんの影も、また声も聞くことがないと思いました。
すずめは、さすがのおおかみもやはり、今夜はたまらないのだと思って、黙って下を見ていますと、おおかみは、急に腹だたしそうに、もう一度高い声で叫びをあげると、荒野を一目散に、あちらへと駆けていってしまったのです。
すずめはしばらく、その後ろ姿を見送っていましたが、いつかその姿は、白いもやの中に消えて見えなくなりました。
すずめは、もうこれから、長い夜をなんの影も、また声も聞くことがないと思いました。