すずめは毎日、雪の中を山のあちらへ、また、林のこちらへと飛びまわって、だれも通らない、さびしい雪の広野を見渡して鳴いていました。
そのうちに冬も老けて、だんだん春に近づいてまいりました。
ある日のこと、西南の空のすそが、雲切れがして、そこから、なつかしいだいだい色の空が、顔を出していました。
すずめは毎日、雪の中を山のあちらへ、また、林のこちらへと飛びまわって、だれも通らない、さびしい雪の広野を見渡して鳴いていました。
そのうちに冬も老けて、だんだん春に近づいてまいりました。
ある日のこと、西南の空のすそが、雲切れがして、そこから、なつかしいだいだい色の空が、顔を出していました。