すずめは、もう冬も逝ってしまうのだと、体を円くして、心地いい、暖かな風に羽を吹かれながら、いままで埋もれていた山の林や、また野原の木立が、だんだんと雪のなかに姿を現してくるのを楽しみにしていたのです。
「ああ、じきに花が咲くころともなるだろう。
そうすると、他国の方から、名の知らないような美しい鳥が飛んできて、林や森の中で唄をうたうであろう。
すずめは、もう冬も逝ってしまうのだと、体を円くして、心地いい、暖かな風に羽を吹かれながら、いままで埋もれていた山の林や、また野原の木立が、だんだんと雪のなかに姿を現してくるのを楽しみにしていたのです。
「ああ、じきに花が咲くころともなるだろう。
そうすると、他国の方から、名の知らないような美しい鳥が飛んできて、林や森の中で唄をうたうであろう。