代助は花瓶の右手にある組み重ねの書棚の前へ行って、上に載せた重い写真帖を取り上げて、立ちながら、金の留金を外して、一枚二枚と繰り始めたが、中頃まで来てぴたりと手を留めた。
其所には二十歳位の女の半身がある。
代助は眼を俯せて凝と女の顔を見詰めていた。
代助は花瓶の右手にある組み重ねの書棚の前へ行って、上に載せた重い写真帖を取り上げて、立ちながら、金の留金を外して、一枚二枚と繰り始めたが、中頃まで来てぴたりと手を留めた。
其所には二十歳位の女の半身がある。
代助は眼を俯せて凝と女の顔を見詰めていた。