露店の射的に、おかみさんがあかんぼうをだいて、カンテラのそばにすわっていた。
そこへかくぼうをかぶった、学生さんがやってきて、じょうずに、ポン、ポンたばこをうちおとしたのだ。
はじめのうちは、うまいなと思って、見ていたが、しまいに、おかみさんがきのどくになって、この女の主人も、たぶん戦争にいっているのだろうと思うと、だまっていられなくなって、『学生さん、すこしさっするものだよ。
露店の射的に、おかみさんがあかんぼうをだいて、カンテラのそばにすわっていた。
そこへかくぼうをかぶった、学生さんがやってきて、じょうずに、ポン、ポンたばこをうちおとしたのだ。
はじめのうちは、うまいなと思って、見ていたが、しまいに、おかみさんがきのどくになって、この女の主人も、たぶん戦争にいっているのだろうと思うと、だまっていられなくなって、『学生さん、すこしさっするものだよ。