と、いった若い助手のねがいを、考古学者である博士は、ついに許したのでした。
助手の小田さんが、鏡を新しい木箱におさめて、北国へ旅立ったのは、夏もなかばすぎた日のことで、烏帽子岳のいただきから、奇怪な姿をした入道雲が、平野を見おろしながら、海の方へと、むかっていくところでありました。
と、いった若い助手のねがいを、考古学者である博士は、ついに許したのでした。
助手の小田さんが、鏡を新しい木箱におさめて、北国へ旅立ったのは、夏もなかばすぎた日のことで、烏帽子岳のいただきから、奇怪な姿をした入道雲が、平野を見おろしながら、海の方へと、むかっていくところでありました。