少年が、じっとその姿を見ていました。
遠い町で逃がしたのが、どうして、ここまで飛んでこられよう、と思いました。
戦争のさいちゅうで、もし家が焼けたら、かごの中の鳥がかわいそうだといって、自分はかわいいやまがらを逃がしたし、友だちも、おなじ日に、べにすずめを逃がしたのでした。
少年が、じっとその姿を見ていました。
遠い町で逃がしたのが、どうして、ここまで飛んでこられよう、と思いました。
戦争のさいちゅうで、もし家が焼けたら、かごの中の鳥がかわいそうだといって、自分はかわいいやまがらを逃がしたし、友だちも、おなじ日に、べにすずめを逃がしたのでした。