そのたびに、木々のえだが、波のごとくゆれて、ハーモニカの音も、きえたり聞こえたりしました。
夏の晩方のこと、いなか町を、馬にから車をひかせて、ほおかむりをした馬子たちが、それへ乗って、たばこをすったり、うたをうたったりしながら、いく台となくつづきました。
ガラッ、ガラッと、そのわだちのあとが、だんだん、遠ざかった時分、こんどは、ドンコ、ドンコと、たいこをたたいて、町の中を、旅芸人をのせた、人力車が、列をつくって、顔見世に、まわりました。
そのたびに、木々のえだが、波のごとくゆれて、ハーモニカの音も、きえたり聞こえたりしました。
夏の晩方のこと、いなか町を、馬にから車をひかせて、ほおかむりをした馬子たちが、それへ乗って、たばこをすったり、うたをうたったりしながら、いく台となくつづきました。
ガラッ、ガラッと、そのわだちのあとが、だんだん、遠ざかった時分、こんどは、ドンコ、ドンコと、たいこをたたいて、町の中を、旅芸人をのせた、人力車が、列をつくって、顔見世に、まわりました。