小川未明 『風はささやく』 しかるに、彼は、あるとき、ハーモニカで、「故郷の歌」をうたいました。 目に広々とした、田園を望み、豊穣な穀物の間で働く男女の群れを想像し、嬉々として、牛車や、馬の後を追う子供らの姿を描いたのであります。 一曲終わると、すすり泣く女の声がしました。 小川未明の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア