「なんでも、その子は、母親と方々を転々したというから、これまでの生活が、察しられますが、ほかにも子供どうしで、あの木の芽はたべられそうだとか、あの草を煮てたべたら、おいしかろうとか、真剣にいい合っているのを聞くと、いじらしい気がして。
これをきいて、地主は、なんとも返答ができなかった。
そして、おしょうさんの今日きたわけが、いよいよはっきりのみこめたけれど、ただ寄付はしたくなかったのでした。
「なんでも、その子は、母親と方々を転々したというから、これまでの生活が、察しられますが、ほかにも子供どうしで、あの木の芽はたべられそうだとか、あの草を煮てたべたら、おいしかろうとか、真剣にいい合っているのを聞くと、いじらしい気がして。
これをきいて、地主は、なんとも返答ができなかった。
そして、おしょうさんの今日きたわけが、いよいよはっきりのみこめたけれど、ただ寄付はしたくなかったのでした。