「村に女の子で、お時といって、おれとおなじ年の子があって、こまもまわせば木登りも上手だった。
隠れんぼをすると、お時は、ぞうりをふところに入れて、家の前にあった大きなしいの木に登ったものだ。
風があって、枝が、ゆらゆら揺れているのに、てっぺんまで上るのだから、だれも見つけたものがなかったのだ。
「村に女の子で、お時といって、おれとおなじ年の子があって、こまもまわせば木登りも上手だった。
隠れんぼをすると、お時は、ぞうりをふところに入れて、家の前にあった大きなしいの木に登ったものだ。
風があって、枝が、ゆらゆら揺れているのに、てっぺんまで上るのだから、だれも見つけたものがなかったのだ。