もっともこの各国の歴史から共通の径路を抽象して人類の発展の方向は必ず、こういう筋を通るものだとは云われましょう。
しかしそれだからといって日本も、支那も、英吉利も、独乙も、同じ現象を同じ順序に過去で繰り返しているとは参らんのであります。
あまり雲を攫むような議論になりますから、もう少し小さな領分で例を引いて御話を致しますが、日本の絵画のある派は西洋へ渡って向うの画家にはなはだ珍重されているし、また日本からはわざわざ留学生を海外に出して西洋の画を稽古しています。
もっともこの各国の歴史から共通の径路を抽象して人類の発展の方向は必ず、こういう筋を通るものだとは云われましょう。
しかしそれだからといって日本も、支那も、英吉利も、独乙も、同じ現象を同じ順序に過去で繰り返しているとは参らんのであります。
あまり雲を攫むような議論になりますから、もう少し小さな領分で例を引いて御話を致しますが、日本の絵画のある派は西洋へ渡って向うの画家にはなはだ珍重されているし、また日本からはわざわざ留学生を海外に出して西洋の画を稽古しています。