始めのうちは体裁の好い逃口上で断わっていたが、二年程前からは、急に図迂々々しくなって、きっと相手にけちを付ける。
口と顎の角度が悪いとか、眼の長さが顔の幅に比例しないとか、耳の位置が間違ってるとか、必ず妙な非難を持って来る。
それが悉く尋常な言草でないので、仕舞には梅子も少々考え出した。
始めのうちは体裁の好い逃口上で断わっていたが、二年程前からは、急に図迂々々しくなって、きっと相手にけちを付ける。
口と顎の角度が悪いとか、眼の長さが顔の幅に比例しないとか、耳の位置が間違ってるとか、必ず妙な非難を持って来る。
それが悉く尋常な言草でないので、仕舞には梅子も少々考え出した。