夏目漱石 『それから』 代助は今読み切ったばかりの薄い洋書を机の上に開けたまま、両肱を突いて茫乎考えた。 代助の頭は最後の幕で一杯になっている。 ――遠くの向うに寒そうな樹が立っている後に、二つの小さな角燈が音もなく揺めいて見えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア